今日は5月の第2日曜日、
『母の日』です
テレビやネット、SNS界隈では
母の日関連のギフトにまつわることで、
イベントごととして、
ポジティブに参加できる人たちで
大賑わいです
その中で
昨今、
持っている家族や親について、
人それぞれ、さまざまに違っていることが
よくよくわかってきました
いわゆる、住宅や車、食品などのコマーシャルが
ターゲットにしがちな〈ファミリー層〉という
「典型的な家族」のイメージとは、
まったく異なる感じの親、きょうだいが家族と言われる人の
存在があることを、
私たちは多く知るようになりました
ひとり親、
育ての親、
祖父母や親戚、
あるいは専門の施設などでの療育、、
二親そろっていても、
その実情はいろいろ
親の病気や暴力やネグレクト、虐待、ハラスメント、
経済的困難さ、他のきょうだいとの関係性
他の親族の関係性・・・外側から見えにくいの事実です
それ以外にも
親の死別(原因もまたさまざま)
親の離婚や別居
親として役割を果たせていない
そうした親を持つ子どもたちにとって、
(かつてそのような子どもだった大人たちも)
このコマーシャライズされた「典型的な家族イメージ」というのは、
この広がりは、一つの一定の価値観を植える働きが
あるように感じます
さも「これが普通です」「これが理想です」という…
そうした中で、
この巷に溢れる、『母の日』のお祭り騒ぎのような展開は
知ってか知らずか、そうした子どもたちや大人たちでさえ
傷つけ、落ち込ませ、息がしづらい時間となるように感じます
もちろん母の日を祝うことは、
個人個人でやって構わないこと
大切なことです
でもそれと同じくらい
祝えない人もいるのだと知ってもいいと思っています
みんながみんな、自分と同じではない と知ってもいいと思いました
今日、『母の日』に
気持ちがザワザワしたり、
イライラしたり、怒りたくなったり、
羨ましいと妬んだり、苦しくなったり、
悲しくなったり、寂しく感じたら、
(もちろんこうした感情以外でも)
あなたがそう感じるものは
それは正常です
その気持ちをどうか否定したり、
そんな自分を嫌にならないで欲しいです
あなたがそう感じることは、それは正常です
ノーマルな反応です
今日を俯いて過ごしそうな人へーーー
*「母の日」を過ごすためのヒント*
・「母の日」があること、カレンダーに記してあることをあなたが知っていても、認めたくなくても、
その日はやってくることを知っておきましょう。
「母の日」に向けて、前もっての心の準備や、その日の過ごし方などプランを立てることは、その日を過ごす助けになるかもしれません
・「母の日」に向けて、街やテレビ、インターネットなどギフト商品やその広告が溢れることを知っておきましょう。そして友人たちも話題にすることを知っておきましょう。その時の返信や対応など自分なりの「作戦」を考えておくのも一つです(「母の日」に対するツイッターなどのSNSの投稿やコメントを前もって考えておくなど)
・母親が居なくても「母の日」を楽しんでも祝ってもいいし、祝いたくない気持ちがあってもいいことを知っておきましょう。このことは、母親がいない子どもにも伝えましょう。
「母親」の代わりに感謝したい人を考えるのも一つのアイディアです。でも誰かを感謝しよう、と無理強いするのはやめましょう。どうしたいかの気持ちを尊重します
・自分のためのセルフケアを考えておきましょう。
例えばマッサージ、散歩、友だちとおしゃべりなど、その日をどう過ごすがプランをあらかじめ立てておきます。ただこの日はどこへ行っても「親子」「家族」連れに出会し(でくわし)ます。心の準備をしておきましょう。同じように「母がいない」友人と一緒に過ごすのもいいかもしれません
・母親を亡くした(失くした)子どもの保護者は、教師や保育士のように子どもと関わりのある大人と「母の日」に関する学校行事や課題、授業などを、事前に話しておきましょう。「母の日」にちなんだ課題について代案、選択肢を用意しておくのも案です
・母親が好きだった食べ物、音楽、色、趣味などの中から何かやってみる。例えば、母の好きだった色の服を着て、母が好きだった食べ物を食べるなど一日を過ごしてみるというのも
どうか今日一日、
穏やかに過ごせますように・・・
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