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「よしよし♡」

  • 執筆者の写真: mizunowa
    mizunowa
  • 2018年1月23日
  • 読了時間: 5分

こんばんは

数年ぶりの大雪に見舞われた東京

足元の悪さと交通機関の乱れを鑑みて、

今日の予定がことごとく中止になり、

終日 家でワーク

パソコン開いて、

紙資料広げて、

あれこれ思考して、

天気はいいので、

気分転換を兼ねて、

外に出て、

でも外でもアレコレ考えて

気づいたら、

ずーーーーっと考えてる1日でした☆

夜も更けてきて、

クールダウンしないとなぁ〜と思ったころ、

ほぼ日の『今日のダーリン』という

糸井重里さんが毎日書いている

エッセイを読んでいなかったことを思い出して、

クールダウンにいいかも☆と思い、

文章を目で追った

内容は、

糸井少年が父親に連れられて

やらされていた

スキーの話だった

読みながら、

心に引っかきキズをつけられたような感触があった

『(前略)ボーゲンをやっと覚えた程度の小学生は、  滑っては転び滑っては転びしながら、  父のいるあたりまでようやくたどり着く。  また、父はそのまま斜面を降りていく。  ぼくは転んだり立ち上がったりしながら、少し泣く。  悲しいのか口惜しいのかわからないが、涙が出た。  なんでこんな目にあわなきゃいけないんだ、とか、  もう駄目だとか本気で思ったりしながら滑り降りた。  あのときの気持ちは、まだ憶えている。(後略)』

(ほぼ日刊イトイ新聞 2018/01/23『今日のダーリン』より)

同じ かどうかはわからないけど、

わたしも

うまくいかなくて、

悲しいのか口惜しいのか、

わからないけど、

涙が滲んだことが、

こどものころに、たくさんあった

…ということを思い出した☆

こどものころ、

とくに小学校に上がったころのわたしは、

大人しくてオドオドとした、どんくさい子だった

だから、

活発なクラスメイトの気に障ったのだろう、

けっこうイジられたことも多かった

(その子は近所に住んでて、

近所のこどものなかでは、嫌われ気味だったけど、

なぜか、クラス内では女王様みたいな振る舞いだった…今思うと笑えるけど)

人から強い口調で言われるのがニガテなのは、

おそらく、当時のイヤな思いを思い出させるからだろう

まぁともかく

自信が持てずに、

何事もモタモタ&オドオドするような子だった

たしか、当時、

習い事のひとつでスイミングクラブに通っていた

(さして水泳が好きだったわけでもないのに

たぶん親の勧めとか、そういうのなんだと思う☆)

どちらかというと、

顔に水をつけるのもイヤだったのでは? (←笑)

こうして思い出そうとしてみると、

水泳の練習は、レベル分けされていたし、

とりたてて厳しいこともなかったけど、

わたしは、行くのがイヤだった

泳げなかったし(たぶん)、

友だちがいるわけでもなく、

一人で水に入るのが苦痛だったんだと思う

今でも鮮明に覚えているのが、

プールの中

5mくらい先に、コーチである女性が立ち、

わたしは、端の壁にいる

生徒たちは、並んで

呼ばれたら順に、コーチに向かって泳いでいく

(たぶんバタ足とか、そういう基本的な泳ぎだと思う☆)

わたしは、じぶんの順番が来て、

コーチに呼ばれても、

唇を震わせて(寒いのと怖いのと、たぶんまじって)、

小首を、何度も右に傾げて、顔を水に浸けることなくただ立っていた

(泳いでいく自信がなかったので、

「自信がない」ことを

首を傾げるポーズで、必死にPRしていた)

あのときの気持ちが、

「悲しいのか口惜しいのかわからないけど、

涙が滲むような」気持ちだった

記憶は、そこで終わっている

いまでも、

自信がないとき(いっつもないけど☆)、

弱っているとき、

あのときの「わたし」が出てくるなぁと思った

小さく首を右に傾げて、

口をへの字に曲げて

寒くて、水が冷たくて、

前に伸ばした腕に(バタ足用に腕は前に伸ばしていたんだと思う)、

水しぶきがかかり、鳥肌が立っていたことを思い出す

〈ちいさいわたし〉

でも、今晩、糸井少年の気持ちを読んで、

じぶんを振り返ったとき、

ふいに

突然、蘇った

わたしは泳いだ

そしてコーチに笑顔で抱きかかえられた

っていうことを

コーチが笑っている姿に、

わたしは、心底安心した(…と思う…この心情は覚えてないっっ)

この記憶は、

もしかしたら、別々の時間で起きたことなのかもしれない

なにぶん

6歳、7歳(あれ?8歳?)のころのことなので、

もはや

あやふや(笑)

でも不思議なことに、

そのあと、

小学生〜中学生時代は、

水泳の時間が大好きだった

深く、プールの底を這うように静かに泳ぐのも好きだし、

500Mとか600Mとか、たくさん泳ぐのも好きだった

仕事で

海深く潜るようなことまでやったくらいだ(笑)

いまでも

「泳いでいいよ」と言われたら泳げるし、

泳ぎたい♡

水に親しい気持ちを抱くようになったことはさておき………

気づくと、

わたしは

水の中で小首を傾げて、震えてる

〈ちいさいわたし〉に

「よしよし ちゃんとできたよ」

「できないと思ってたんだろうけど、

目標にしていた地点にいたコーチは、

笑顔で迎えてくれたから

だいじょうぶだよ」

と言ってあげてた

留意してほしいのは、

泳げるようになったから、

イジメっ子からいじめられなくなったトカ、

そういうことはありません(笑)

気づくと、彼女は知らない町へ

引っ越して、転校していて、

姿を見なくなりました……

もし、

あなたにさみしいような気持ちがあったり、

自信がないような思いがあったら、

〈ちいさいあなた〉を思い出してあげて、

「よしよし」ってしてあげてね

ちょっと

あったかくなります

 
 
 

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